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2012年04月08日

Fate/stay night

『Fate/stay night』(フェイト/ステイナイト)は、TYPE-MOONより発売された、伝奇活劇ビジュアルノベル。

日本のとある地方都市「冬木市」に数十年に一度現れるとされる、持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」。7人の魔術師(マスター)は7騎の使い魔(サーヴァント)と契約し、聖杯を巡る抗争「聖杯戦争」に臨む。聖杯を手にできるのはただ一組、ゆえに彼らは最後の一組となるまで互いに殺し合う。魔術を習うもその才能を見いだせず、半人前の魔術師として生きていた主人公・衛宮士郎。彼は偶然にもサーヴァントの一人・セイバーと契約したことから、「聖杯戦争」に巻き込まれてゆく。


主な用語

聖杯
「万能の釜」また「願望機」とも呼ばれる手にする者の望みを実現させる力を持った存在[注 1]。これを手に入れるための争いを聖杯戦争という。
冬木の聖杯は聖堂教会に観測された第七百二十六個目の聖杯候補であり、表向きは真贋の判断が付いていないことになっている。しかし、実は失われた第三魔法魂の物質化、天の杯(ヘブンズフィール)を再現するために作られた贋作であると判定出来ている。
聖杯自体は実体を持たず、魔術回路を持つ存在を「器」として、サーヴァントの魂が溜まった「器」に降霊することで現われる(これは、後述する「大聖杯」に対し「小聖杯」と呼ぶこともある)。



ただし、器は願いを(広義的に見て)叶える「願望機」としての役割も確かに持っており、儀式の完成によってもたらされる膨大な魔力を用いれば大抵の願いは叶えることが可能なので、実質的には真作の聖杯を手にしたのと変わらない。そのため、実際は贋作と分かっていてなお、魔術協会が主催を務め、聖堂教会が監督役を派遣して「聖杯戦争」を見守っている。
しかし、第三次聖杯戦争においてルールを破って召喚されたあるサーヴァントが原因で、聖杯が溜め込む「無色の力」は汚染されて「人を殺す」という方向性を持った呪いの魔力の渦と化すようになり、それ以降、冬木の聖杯は人を貶める形でしか願いを叶えられない欠陥品になってしまっている(大金を願えば、金持ちを殺しつくしその富を奪う、等)。


【セイバー】

聖杯戦争
聖杯と呼ばれるもの(真贋は問わない)を手に入れるための行為[注 5]。冬木の地の聖杯戦争は、聖杯によって選ばれた七人のマスター(後述)が、サーヴァント(後述)と呼ばれる聖杯戦争のための特殊な使い魔を使役して戦いあう形をとる。
冬木の地の聖杯戦争は、その聖杯と同様に、失われた第三魔法の再現のための儀式である。一連の儀式は200年前、アインツベルン・遠坂・マキリの三家がそれぞれの思惑から協力したことで始まった。儀式の成功にマスターが戦い合う必要はなく、召喚された七騎のサーヴァントの魂を全て「器」に注いでしまえばそれでよい。しかし、最初にその方法をとった時は、儀式を始めた者たちの間で完成した聖杯の権利を独占するために殺し合いが始まってしまい失敗。二回目の儀式から、円滑に儀式が進むよう権利争奪を兼ねた「聖杯戦争」の形となった。


聖杯戦争の実施にあたっては、柳洞寺のある円蔵山地下に隠された大聖杯と呼ばれる巨大な魔法陣により、冬木の土地の霊脈が枯渇しない程度に少しずつ魔力を吸い上げて儀式に必要な量を溜める必要がある。そのインターバルは通常60年を要するところだが、前回の聖杯戦争では呼び出された聖杯が結局使われないままに終わり、今作の舞台である第五次聖杯戦争の開催が早まる原因となった。アニメ版では、聖杯戦争出場者以外の無関係者や一般人に見られた場合は、掟により速やかに口を封じ抹殺しなければならない。また本編の10年前に衛宮切嗣により洞窟内に瘤を発生させ、そこに堆積したマナが30年から40年の間に破裂し大聖杯を龍洞に崩落させるという細工が為されていたが、第五次聖杯戦争が早まった為不発。しかし聖杯が出現した際にそれは発動し崩壊させた。そして本編の10年後に遠坂凛とロード=エルメロイII世によって冬木の大聖杯が完全に解体され、冬木の聖杯戦争は幕を閉じる。


【 キャスター 】

マスター
サーヴァントと契約し聖杯戦争に参加する者。聖杯が選別したマスター候補者が、召喚されたサーヴァントと契約することでその資格を得る。
サーヴァントとの間に見えない繋がりがあり、現界のための依り代と魔力供給の役割を持つ。召喚者には、サーヴァントを支配・制御するための令呪[注 6]が与えられ、マスターには人それぞれの形[注 7]でサーヴァントのパラメータを認識する能力と、英雄に関する知識が与えられる。
召喚者以外の者がマスターとなる場合もあり、その際は脱落者の未使用の令呪が与えられる。ただし、聖杯が認めるマスターの最低限の条件は魔術回路が有ること(正しくは、自身が魔力を生成出来ること)で、その他の方法でマスターになった者を聖杯はマスターと認めず、令呪を与えない。


【 ライダー 】

サーヴァント
聖杯の助けによりマスターに召喚され、彼らに使役されることになった英霊。攻撃能力はおよそ戦闘機一機分(破壊力は近代兵器の方が強力なものが多いが、霊体であるため通常兵器・通常攻撃が効かない。また魔力の補給が必要という意味でも戦闘機で例えている)。
本来、英霊として召喚される彼らは意思を持たない純粋な「力」として行使されるが、冬木の聖杯戦争においては、一度の聖杯戦争につきあらかじめ通常7つの器(クラス)、セイバー(剣の騎士)・アーチャー(弓の騎士)・ランサー(槍の騎士)・ライダー(騎乗兵)・キャスター(魔術師)・バーサーカー(狂戦士)・アサシン(暗殺者)が用意され(「アヴェンジャー(復讐者)」のように、上記以外のエキストラクラスが用いられた時もある)、そのクラスに該当する属性を持った英霊を召喚、クラスの役割に一騎ずつ憑依させることで人としてのカタチと人格を再現する仕組みになっている。サーヴァントの真名を知られるということは、同時に弱点を晒すということに繋がるため、真名がマスター以外の者に知られないよう普通はクラス名で呼ばれる。


英雄である彼らは基本的に人間がまともに戦って敵うような相手ではなく、彼らの半身ともいえる「宝具」を始めとして現代の人間より遙かに強い力を持った存在であり、さらに本来の力に加えて伝説の知名度や信仰による恩恵を得て力を振るうことが出来る。また、器(クラス)に収まることで、クラスに応じた固有の技能(剣・弓・槍の三騎士の「対魔力」、狂戦士の「狂化」など)や、その時代や地域、聖杯戦争のシステムに対する知識が与えられている。また上記に述べたとおり架空の英霊の召喚は可能だが、それは本人ではなくその英霊の特徴や神話などが該当する人物が呼び出される。但し聖杯の概念が無い者つまり東洋の英霊は召喚は出来ない(例外こそ有るが、それは本来のサーヴァントのシステムから逸脱した召喚だからこそである。)。
彼らは使役する立場であるマスターより遥かに強力な存在だが、「現界のための絶対条件」としてマスターからの絶対命令権である令呪の縛りが課せられていて、マスターはサーヴァントに3度だけ絶対に従わせる命令を下せる。さらにサーヴァントらは現世に留まるために現代の依り代を必要とし、また現界のための魔力もほぼ自給できないため、マスターとの協力関係を余儀なくされる。

彼らの本質は霊体であるため、たとえ彼らが実体化している時でも、神秘の存在しない攻撃は効果がない。逆に神秘さえあれば、ペーパーナイフでも傷つけられる。魔力供給を断たれると霊体に戻り、マナの薄い無機物を通り抜けることができる。その状態でもマスターと意思を通わせることは可能。霊体のままだと通常干渉を受け付けないが、現実への干渉力が落ちる。
通常、召喚されたサーヴァントは敗北した後、英霊本体のいる「英霊の座」に記録だけをフィードバックし、通常の時間軸から消え去るのだが、それを押し留めて一時的に「小聖杯」たる器に蓄え、力が満ちてから英霊が“座”に戻る力を利用して一気に「根源の渦」への穴を穿つ、というのが冬木の聖杯戦争に隠された儀式の真の姿である。これを行う場合、穴を開くためにはサーヴァント全員の魂が必要なので、自身のサーヴァントも殺す必要がある。

衛宮士郎(えみや しろう)

主人公。穂群原(ほむらばら)学園2年C組に在籍。口癖は「なんでさ」。
10年前に冬木市で起きた大火災の唯一の生存者。その際、魔術師である衛宮切嗣(後述)に助け出され、養子として引き取られる。切嗣に命を救われたこと、そして助かったのが自分一人であることが非常に強烈な心象として残っており、切嗣への憧れから、正義の味方となってみんなを救い、幸せにするという理想を本気で追いかけている。養父からの「借り物の理想」を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、シナリオ原作者の表現によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。言峰綺礼(後述)が先天的な異常者であるとすれば、彼は冬木大火災が元で人生が狂った後天的異常者である。
元弓道部員(現在は退部)であり、その腕は文字通り百発百中であったという。人助けが生き甲斐であり、他人から頼まれたことに対して基本的に嫌と言わない(言えないのではなく)ため、都合よく利用されることも多い。得意とするのは物を修理することと、料理。
運命のその夜、サーヴァント同士の戦いを偶然目撃してしまったために殺されそうになった彼は偶然召喚したセイバーに窮地を救われ、以後彼女のマスターとして聖杯戦争に参加することになる。
魔術師としては知識も技量も半人前の彼だが、「強化」よりも遙かに高度な「投影」(イメージを元に、魔力で一時的に物体を作り出す魔術)を容易にこなし、さらに「投影」した物体がいつまでも消えないなど、特定の魔術に関しては普通の魔術師にはありえない特異な才能を発揮する。これは彼の体が、術者の心象風景によって世界そのものを塗り潰す「固有結界」と呼ばれる大魔術のみに特化した異端であるため。切嗣も凜も彼の使う魔術の異常さには気づいていながら、その正体を見極めることまではできず、彼を的確に指導することができなかったほどである。彼の固有結界「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)は「視認した剣(及び剣と認識できるもの)の構成や本質を捉え、複製し貯蔵する」という能力を持つ。





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Posted by hidesun716 at 17:10Comments(0)Anime