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2012年04月07日

ギルティクラウン

『ギルティクラウン』 (GUILTY CROWN) は、フジテレビ系列「ノイタミナ」枠で2011年10月13日から2012年3月22日まで放送された日本のテレビアニメ



企画立案時、最初期の案が「友達を武器に使う」「友達をしもべとして使う」というもので、その“背徳感”がポイントとなっている。後にこのアイデアは物語のキーである「ヴォイド」へと発展するが、吉野弘幸(シリーズ構成)は「そこに辿り着くまでに半年はかかった」と述べている。
本作品の主人公である桜満集は「人を〈集〉めて統治していく者」として描き、葬儀社の首領である恙神涯は「自分と同じ立場の人がいない天〈涯〉孤独な存在」という対照的な存在として描かれている。


主な用語

ヴォイド
人の体内にある物質。「形相を獲得したイデア」であると涯は述べている。イデアとは倫理学において「理想」を意味するギリシア語であり、後述の“個々の恐怖やコンプレックスの反映”がなされるヴォイドの特徴と関連していると思われる。 

王の能力
セフィラゲノミクスが3つだけ製造に成功した、強化ゲノムによって付与される能力。ヒトゲノムのイントロンコードを解析し、内に秘めた力をヴォイドの形で取り出せる、神の領域を暴くヴォイドテクノロジーの頂点。



ヴォイドゲノム
桜満玄周がアポカリプスウィルスを解析して見つけ出した遺伝子コードの名称。対象となる人物の遺伝子情報を読み取り、それをヴォイドとして具現化する〈王の能力〉を手に入れる。投与された者は体に王の刻印が現れる。なお現段階で、ヴォイドテクノロジーの頂点である「ヴォイドゲノム」は3個しか生産に成功していない。現段階では集と涯とユウが〈王の能力〉を得た人物に該当する。 ヴォイドを取り出す際には対象の人物と視線を合わせる(「見られている」と思わせる)必要がある。17歳以下からしか取り出せず、人によって出現するヴォイドは多様(個々の恐怖やコンプレックスなどが反映されているらしい)。加えてヴォイドを取り出された人物は気を失い、その前後の記憶を無くすため、自身のヴォイドを見ることはない。しかし、物語の進行と共に能力が次の段階に移行し、ヴォイドを取り出された本人も意識を保ち、取り出したヴォイドゲノム保有者ほどではないが自らのヴォイドを使えるようになる。それぞれのヴォイドの強弱は特殊な検知器によって数値化され目に見えるようになる。
しかし、ヴォイドを破壊された場合、その持ち主は肉体がキャンサー化して死亡する。



アポカリプスウィルス
2029年の東京で突如発生した謎のウィルス。発症すると身体がキャンサーと呼ばれる紫色の結晶体に変異していき、全身が変異すると砕け散って死亡する。第一感染者であり「イヴ」である真名の歌を感染者が聴いた場合は、症状が一気に進行する。
感染者は凶暴化されると噂されるが、GHQによって厳重な情報管理が敷かれているため、公にはその詳細が知られていない。
このウィルスの蔓延が原因となり、当時の日本の政治中枢は大混乱に陥り、結果的には国連から派遣されたGHQの統治下へ入ることとなった。GHQの情報統制により一般人は詳細を知らず、重度の発症者は隔離施設に収容され各ステージに分類され治療を受けている。現在では日本人の全員が感染していると見られており、月に一度のワクチン摂取が義務づけられているが、放棄された六本木地区は対象外であり、住民はワクチンの投与も受けないまま地区ごと隔離されている。
アポカリプスウィルスに感染すると稀にヴォイドを視ることができる能力を手に入れることが、潤の話で明らかになる。



ロスト・クリスマス事件
2029年12月24日に起こった六本木でのアポカリプスウィルスの感染爆発と、それに伴う騒乱。天王洲にあるセフィラゲノミクス社と、六本木ヘリ墜落事件の追悼式典会場が爆破され、百数十名が死亡した。犠牲者の中には、最期の日本政府の全閣僚、副大臣、東京都知事及び副都知事、財界の大物などが含まれる。この事件によって日本は政府機能を失い、多国籍軍による治安維持部隊が投入され、後に発足したGHQによる日本暫定統治が始まるきっかけとなった。

葬儀社
GHQの統治から日本の開放を目指すレジスタンス組織。拠点は六本木フォートでメンバーのほとんどが若者。今までは組織の存在を隠してきたが六本木フォート侵攻(第2話)を受け、組織の存在をテレビなどで公表した。リーダーである恙神涯のもと、アンチボディズと対抗するための装備と組織力がある。組織名の由来は「自分達は常に淘汰される弱者を〈送る〉側である」ことから。海外にも支援者がいるらしく、日本国内でもクホウイングループの協力を取りつける。
第二次ロスト・クリスマス事件では敵の罠にはまりリーダーの恙神涯を失った上、数多くの幹部も行方知れずとなり、壊滅的打撃を受けてしまう。



GHQ
アポカリプスウィルスが日本中に蔓延した際、アメリカ軍を中心に超国家間で発足した超国家的組織。政府機能を失った日本に対し武力介入を行い、軍事占領下に置いている。ワクチンの開発に成功しており、日本国民へのワクチン投与を名目に現在も日本に駐留し続け、日本人を経済的にも隷属させている。本拠地は24区。広義では総司令部〈General Headquarters〉の略語。



ストーリー

西暦2029年。突如発生した未知のウィルス、通称〈アポカリプスウィルス〉の蔓延によって引き起こされた大事件「ロスト・クリスマス」から10年後の日本が物語の舞台である。荒廃し、無政府状態となった日本はアメリカ軍を中心とする超国家組織GHQの統治下に置かれていた。
桜満集は世間やクラスメイトに対してどこか冷めた視線を向ける男子高校生。周囲との微妙な距離を保ちつつ平穏な日々を過ごしていた彼はある日、お気に入りの場所である廃校舎で憧れの歌手・楪いのりに出会う。傷を負った彼女はレジスタンス組織「葬儀社」のメンバーというもう一つの顔も持っていた。集はGHQ、GHQから最高機密「ヴォイドゲノム」を盗み出した楪いのり、葬儀社のリーダー恙神涯らと関わる中で「ヴォイドゲノム」に触れ〈王の能力〉を宿してしまう。
力を手に入れた集は、「葬儀社」に協力しGHQを退ける。しかし「葬儀社」への加入要請は断り、元の日常に戻る道を選ぶ。しかし彼のクラスにいのりが転入してきたことから、集は否応なしに「葬儀社」に加わる羽目になり、彼らの活動の中核となってゆく。


茎道率いるGHQが引き起こした〈第2次ロスト・クリスマス〉、そして自分と同じく〈王の能力〉を持つ謎の少年ユウとの接触により、集は封じていた記憶を思い出す。それは、姉の真名、そして親友・涯との幼き日々であり、ロスト・クリスマスの真実だった。そして涯は自分ごと真名を殺し、消えていった。
その後、第2次ロスト・クリスマスにより天王洲第一高校が学生たちの避難所となる中、GHQの情報工作により会長の亞里沙や綾瀬たち「葬儀社」メンバーは窮地に陥る。事態を収拾し皆をまとめるため、集は自らの〈王の能力〉の存在を明かし、その力で生徒達を守るために生徒会長に就任する。しかし物資不足から平等な避難生活を送ることが困難となり、その打開のために谷尋が提案した「ヴォイドランク制」の導入を悩む中、祭が命を落としてしまう。自責の念に駆られた集は「ヴォイドランク制」を導入し、低ランクヴォイド能力者達を酷使しする暴君と化す。脱出作戦「エクソダス」を発動するが、ヴォイドの真実を知った他の生徒たちのクーデターに遭い、さらに謎の復活を遂げた涯に右手を切り落とされ〈王の能力〉を失ってしまう。



その後いのりまで奪われてしまった集は放浪をつづける中、自らのこれまでの罪、アポカリプスによるあらゆる事を1人で背負うべく、ヴォイドゲノム3本の内の最後の一本を撃ち込み、王の能力とそれを宿した自らのヴォイド「右手」を取り出せるようになり、それによって仲間を襲っていた嘘界を葬り、仲間に再び協力を求め、いのり救出に向け動き出す。

ギルティクラウン Guilty Crown




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Posted by hidesun716 at 17:12Comments(0)Anime